シロクロハツ

Russula albonigra (Krombh.) Fr.
ベニタケ目_ベニタケ科_ベニタケ属


シロクロハツ 20130712 桜山

unclear 食毒不明

 夏~秋 ミズナラ等の広葉樹林あるいは針葉樹林下に発生する。

 カサ径は7~10cm、中高の平らからのち中央がくぼんで平らになり、時々わずかにビロードのようになる、わずかに粘性がある。始め、白っぽい色が褐色になり、黒くなるか、灰褐色から黒褐色の領域に染まる。
 ヒダは汚白色~黄土色で垂生、やや密、経年とともに隆線が黒くなる。
 柄はカサと同色~淡色。
 肉は白ですが、酸化すると灰色がかって黒くなり、胞子も白になります。

 各部分とも傷をつけたり、古くなると黒くなる。
 甘みがあり辛味のある味で、味わいに不快感があります。そのため、これまでに毒性報告が発表されていなくても、非食用種として分類されています。

〔似たキノコ〕
 → 若いうちのシロクロハツは、外観上はケシロハツと見分けが難しいが、ヒダの密度、乳液の状態や、擦れると黒色に変色することで違いが確認できる。

FeSO4で肉色変色