サクラシメジモドキ

Hygrophorus purpurascens (Alb. & Schw.:Fr.) Fr.
ヌメリガサ科ヌメリガサ属


サクラシメジモドキ_

 
can be eaten 可食

 食。サクラシメジに似ているが、サクラシメジが広葉樹の林に生えるのに対し、サクラシメジモドキは針葉樹の林に生える。

 カサ径は10cm前後まで大きくなる。
 表面は粘性があり繊維状の圧着鱗片を付着させ、汚白色地にワイン褐色の模様を作る。
 ヒダは直生〜垂生、やや疎、紫赤色のシミができる。幼菌の時はカサ裏に蜘蛛の巣状のもの(繊維状の内皮膜)が見られ、それが早落性のツバとなる。
 柄は繊維状でツバより上は白く、ツバより下はカサと同色である。

〔似たキノコ〕
 → サクラシメジ は本種よりやや早く出るようで、柄にツバがない。
 → ヒメサクラシメジ は本種より小型で、全体がワイン色〜赤褐色。

柄は繊維状で、綿状のツバは脱落している
サクラシメジモドキ_20201024 桜山 サクラシメジモドキ_20201024 桜山、
柄の最上部は少し細くなっており
その下にツバの名残の繊維片が残っている
サクラシメジモドキ_20201010 桜山
ヒダはやや疎
サクラシメジモドキ_20201010 桜山、胞子は楕円形、大きさは 6.0〜8.5 × 3.5〜4.5 μm