オシロイシメジ

(別名;カブイヌシメジ)
Clitocybe connata (Schumach.) Gillet
ハラタケ目 キシメジ科 ハイイロシメジ属

 
オシロイシメジ 2001.08.24 学びの森

   
 CAUTION 食注意・弱毒

 有毒。以前は、可食とされていたが、胃腸系の弱い中毒例があり、毒キノコとして扱った。
 秋に、各種林内地上や、路傍、草地などの腐葉の堆積した場所に束生、群生する。

 カサは4〜7cm、丸山型から中高の平らに開く、白色でつや消しの塗料で塗ったような質感がある。周辺に放射状の皺ヒダがあり、粘性は無い。しばしば周辺部が波打つ。
 ひだは白色で並び方は非常に密。柄に直生から多少垂生する。
 柄は白色で細長い。幼時中実だがのちにはやや中空気味になる。根もとで数本が結合して株状となる。
 肉は白色で薄い。
 ヒダや肉は硫酸第一鉄やその溶液に触れると紫色に変わる。

〔似たキノコ〕
 → ミヤマオシロイシメジは本種より大型、オシロイシメジのような匂いは無いようだ。胞子紋がクリーム色〜淡橙色なので古くなるとヒダに色が付きます。
 → 乾燥したタマウラベニタケは本種に酷似するが、周辺に放射状の皺ヒダが無い。

オシロイシメジ 2001.08.24 学びの森
オシロイシメジ 拡大画面へ  
オシロイシメジ 2012.10.06 盤の沢  
   
オシロイシメジ_20080928_ オシロイシメジ_20080928_中里林道
 
オシロイシメジ_201471002樽前登山道 硫酸第一鉄溶液に触れたヒダは紫色に変色