オオワカフサタケ

Hebeloma crustuliniforme(Bull.) Quel.
ハラタケ目_ヒメノガステル科_ワカフサタケ属


オオワカフサタケ_2019101 桜山

 
 Poison 有毒 .

 公園や林内の肥沃な土地に群生する、
 傘径4〜9cm、淡褐色で周辺淡く縁部類白色、饅頭形〜扁平から反り返り波打つ、表面湿時粘性あり。
 柄3〜8cm、円柱形〜基部はやや太く中実、表面白色、頂部粉状でその下部は繊維状。
 ひだは上生し密、白色〜ニッケイ色で縁部は細鋸歯状。ヒダの縁より水滴がにじみだし、成熟した胞子がこの水滴にとらえられて、ヒダの縁で暗色の斑点をつくります。
 肉は白色で厚く表皮下表面色を帯び、柄部は髄部以外淡褐色になる、ときにダイコン臭がする。
 胞子紋 汚褐色。

 Hebeloma (ワカフサタケ属)は、これまでフウセンタケ科から、Bolbitiaceae(オキナタケ科)、さらに現在はヒメノガステル科に所属を変えています。


〔似たキノコ〕
 → ワカフサタケ H. mesophaeum は傘の縁部付近と柄の上部に、皮膜の名残である微細な灰白色の糸状の破片が付着する。
 → ヒメワカフサタケ H. sacchariolens の胞子はアーモンド形。
 → H. edurum、H. leucosarx、H. sinapizans などの類縁種が存在する。

ヒダの縁より水滴がにじみだし、成熟した胞子が水滴にとらえられて、ヒダの縁で暗色の斑点をつくる。ヒダの縁部は細鋸歯状。
胞子はレモン形、細疣に覆われ、10〜12.5 x 5.5〜7.0μm