ヒメカタショウロ

Sclerodema areolatum Ehrenb.
イグチ目_ニセショウロ科_ニセショウロ属


ヒメカタショウロ_20200725_定山渓

 
POISON 有毒

 初夏~秋,林内や路傍・裸地などに点々と発生する。
 きのこは 径1.5~4cm程度,小型で扁球形、しばしば上下に偏圧され,無柄または白い根状菌糸束が密により合わさった偽柄を備える。
 殻皮は単層で比較的厚く,初めは淡褐色であるが,成熟すると次第に殻皮最外層に微細なひび割れが生じ、黄褐色の中層の地肌の上に固着した暗褐色の永存性の細鱗片となって覆います。

 内部組織(基本体)は幼菌では白色であるが,すみやかに灰紫色を帯び,成熟すると灰褐色~紫褐色の,埃まみれの古綿状となる。
 ハマニセショウロより無性器部が太い。

 胞子はほぼ球形,顕微鏡下では赤褐色~黄褐色を呈し,長いとげ状突起を密生し,内径 9.5-10.8μm 程度,紋様の高さは 1.7-2.0μm。


〔似たキノコ〕
 → 酷似する ザラツキカタカワタケ の無性基部は白色で根状菌糸束が寄り合わさった偽柄があり、柄のように見える場合が多くあります。胞子の網目は目立たず、顕著なとげを密布する
 → ハマニセショウロ(S. bovista Fr.)は,殻皮の断面が赤変しないこと・胞子表面に網目状の紋様を備えることで異なる。
 → 酷似するものにショウロダマシ(S. verrucosum [Bull.] Pers.)があり,しばしば混同されるが,殻皮がやや薄く,胞子がいくぶん小さく(径 8.4-11.7μm),その表面の針状突起も細くて短いことで区別されている。