ハイイロカラチチタケ

Lactarius acris (Bolt. : Fr.) S. F. Gray
ベニタケ目_ベニタケ科_カラハツタケ属


ハイイロカラチチタケ_20150908_桜山

 
 Inedible 食不適

 秋に各種の広葉樹林内に発生する。カラチチタケの名前のとおりきのこには強い辛みがあり、食用には適さない。

 傘は径 3~6cm、初めまんじゅう形で後には平らに開き、中央部は小じわがありくぼむことが多い、表面は粉状で粘性があり、淡灰褐色~淡オリーブ褐色。
 柄は傘より淡色中空。
 ひだは帯黄土色、直生~やや垂生、やや密。
 きのこを傷つけると白色の乳液をだし、この液は速やかに紅変し、強い辛味がある。


〔似たキノコ〕
 → ウスイロカラチチタケ L. pterosporus は、傷つけると白色の乳液を出しこの液は変色しないが、乾燥すると赤くなり、傷口は薄く朱変する。
 → 近縁に、ウスズミチチタケL. fuliginosus
  ヒロハウスズミチチタケ L. subplinthogalus

20160918_桜山
中実、断面はピンク色に変色する
桜山 2007.10 .05