エゾハリタケ

Climakodon septentrionalis (Fr.) Karst.
タマチョレイタケ目 マクカワタケ科 エゾハリタケ属

エゾハリタケ

 
can be eaten 可食

 北方系の菌で、ブナ、イタヤカエデなどの幹に生える。子実体は一年生、無柄の傘が重生し塊状、全体に純白色。
 食。ただし、ごく若く柔らかいもののみ。

 傘は半円形〜扇形で扁平で、幅5〜10センチメートル、厚さ1センチメートルほど。傘は多数重なり合い、根元で上下癒着するので、全体としては30センチメートルを超える大きな塊となる。
 傘表面は白色、乾くと黄土色、繊維質の細毛が密生し、縁部に環紋がある。
 肉は初め柔らかい繊維質のち革質、白色、厚さ0.5〜1cm。乾くと軟骨のように硬くなる。

 傘の下面、子実層托は白色、無数の針が密生する。針は長さ0.5〜1.5cm、円柱状、先端は尖る。


〔似たキノコ〕
 → ブナハリタケ
 → エゾタケ の下面は角型〜迷路状の管孔。