アカアシボソチチタケ(仮称)

Lactarius.sp
ベニタケ目_ベニタケ科_カラハツタケ属

アカアシボソチチタケ

unclear 食毒不明

 ブナやミズナラ等の広葉樹林内の地上に生える小型のきのこ。

 傘径2〜4p、幼菌時中央部が突出饅頭形、成長につれ浅い杯型中丘あり。表面粘性なく帯褐橙黄色。ヒダは淡橙黄色。淡い白色の乳液を滲出し、不変色。
 柄は4〜7p、表面傘と同色で濃色の条線あり、髄状、基部は傘と同色(帯褐橙黄色)の細毛をまとう。


〔似たキノコ〕
 → ホソエノアカチチタケ(仮称)は本種より赤味を含み、柄の基部は多数の白くて長い糸状の菌糸がアゴ髭様の束となる。
 → ニセヒメチチタケの肉はさび褐色でもろく、不快な苦みのある後味がする。
 → アシボソチチタケの傘径は3cmほど、周辺部は淡褐色で中央部はややへこむが小さな突起を持ち、より濃色、縁部は粗毛に縁取られる。
 → ヒメチチタケ はチチタケより小型、中央部くぼむが中丘がある。乳液は変色性はなく、辛みなし。
 → チチタケは本種より大きくなり、乳液は乾くと褐色のしみになる。