ヨソオイチャワンタケ

Sarcoscypha vassiljevae Raitviir
チャワンタケ目_ベニチャワンタケ科_ベニチャワンタケ属

ヨソオイチャワンタケ_20150905_桜山、外面はちりめん様のしわ状

 
unclear 食毒不明

 夏から秋にかけ、半ば地中に埋もれた太い枯れ枝に点々と生える。 

 きのこは深い椀状で、あまり明瞭ではない短い柄状部(長さ1cm前後)を有し、時に深い耳たぶ状をなす。
 径・高さともに3〜6cm程度、全体に淡黄白色〜淡いクリーム色であるが、しばしばかすかにピンク色を帯びて美しく、外面は平滑、微粉状またはちりめん様のしわ状をなす。

 肉は薄いが比較的丈夫な肉質で、乾くと堅い革質となり、ほぼ白色、変色性を欠き、試薬に対して特別な呈色反応を示さず、味やにおいは温和である。


〔似たキノコ〕
 → ウスベニミミタケ の子実層面はピンク色を帯びたアンズ色。

ヨソオイチャワンタケ_20140824 丸山
_20200824 丸山
_20200824 丸山、深い耳たぶ状 _20200824 丸山、短い柄状部は長さ1cm前後
 
 _20200824 丸山、内部に1〜2個の油滴を含み、大きさ 19.0 - 26.0 × 11.0 - 13.0 μm
 
  _20200824 丸山      _20200824 丸山
_20140824 丸山、油球が1個のもの、2個のもの、歪んでいて膜状のものに覆われているものなど様々です。