ウスムラサキシメジ

Lepista graveolens (Pk.) Dermek
ハラタケ目 キシメジ科 ムラサキシメジ属

ウスムラサキシメジ_2010.09.22_常盤公園 

 
 Poison 有毒 .

 秋、ミズナラなど広葉樹林地内に単生〜群生する。傘もひだも柄も、全身が淡い薄紫色を帯びたきのこです。

 傘は径6〜12cm、中央にうっすらと茶色の色合いが見られるものもあります。
 ひだは、湾生性〜やや垂生、傘と同色。
 柄ははっきりした繊維状で中実、のち中空。
 薬品のような強い刺激臭があるが、形態が類似するが刺激臭のないものもあるということです。


〔似たキノコ〕
 → ムラサキシメジと形は酷似しているが発生時期がやや早い、まんじゅう型で生え出し、傘の縁が内側にまいた状態で開くのは、ムラサキジメジと同じ。
 → ウスフジフウセンタケ も秋・広葉樹林に発生する、成熟するとひだは肉桂褐色を帯びる。
 → ウスムラサキフウセンタケはツバ(の名残)があり、無臭。

   
 
柄の基部は膨らみ、またはL字状に屈曲する
20191114_ 柄は繊維状で中実〜隋状、基部はL字状に屈曲
 
 胞子は楕円形、 5.7-8.1 x 3.7-4.6 μm    担子器