夏から秋にかけて各種の広葉樹やアカマツなどの林内地上、庭先、道端などに発生する。分布は北半球の温帯から北の地域で、海外でもしばしば姿を見る事がある。 樹木の根に菌根と呼ばれる組織を作る場合もあるが、菌根を作らなくても生活できるといわれている。
傘の径1.5〜3cm、初めまんじゅう形で後にはほぼ平らに開く。
全体が紫色の可憐な菌であるが、乾くとひだ以外は色があせ、淡灰褐色となり、小さな鱗片状のささくれもでてくる。
ひだは濃紫色でウラムラサキ(裏紫)の名のとおり、並び方は疎で柄に直生から垂生する。
柄は紫色で表面は繊維状。
胞子は球形でとげにおおわれ、径7〜9μm。
〔似たキノコ〕
→ オオキツネタケのヒダは紫色を帯びるが、傘表面や柄は黄褐色〜肉色。
|