春と秋に広葉樹の倒木上や切り株上に群生する。もっとも有名な食用きのこのひとつで世界各地で栽培法の研究が行われている。
傘は初め半球形から饅頭形で後にはほぼ平に開く。表面の色は茶褐色から黒褐色で初めのうちは綿毛状の鱗片が付着する。
ひだは柄に上生から湾生し、色は白色からクリーム色で並び方は密。
肉は白色で厚く、傷つけても変色せず、丈夫な肉質で乾けば堅い革質となり、味は温和、乾いてくると独特の香りを発する。 柄は淡褐色。
グアヤクチンキでゆっくり淡緑色となるが、その他の試薬にはほとんど反応しない
【健康上の注意】
生シイタケを食べた場合、しいたけ皮膚炎と呼ばれる炎症が発生することがあるそうです。
体部に掻痒が強い紅斑や丘疹が発生し、掻痕に一致した線状の皮疹も呈する。原因は不明だがシイタケに含まれるレンチナンに対するアレルギー反応だという説がある。しかし後者の場合掻痒がない。干しシイタケの戻し汁などでも症状が発生することが確認されている。特にアレルギー体質の児童に対しては注意を要する。
〔似たキノコ〕
→ 毒キノコのツキヨタケを本種と間違え食した事例があります。
|