ササクレフウセンタケ

Cortinarius pholideus (Fr. : Fr.) Fr.
フウセンタケ科 フウセンタケ属

ササクレウセンタケ_ 桜山

 
unclear 食毒不明

 夏から秋にかけてカバノキ類の樹下に発生する。きのこは比較的小型であまり目立たない。 食用にすることもできるという事だが、フウセンタケ科のきのこには土くさいものが多い。

 傘は初めまんじゅう形で後には平らに開き、中央部は多少もりあがる。
 色は淡褐色で、茶褐色の小さなささくれにおおわれる。
 ひだは初め淡紫褐色で後には茶褐色となり、並び方は密で柄に上生する。
 柄は傘とほぼ同色で表面は黒褐色のささくれにおおわれる。
 柄の上部にはあまり目立たないクモの巣状のつばがある。

 → オニフウセンタケ は黄色地のカサに黒いササクレ状の鱗片が、放射状にきれいに並ぶ。

ササクレフウセンタケ 20120929 _桜山 柄の基部は膨らむ