サマツモドキ

Tricholomopsis rutilans (Schaeff. : Fr.) Sing.
ハラタケ目_キシメジ科_サマツモドキ属


サマツモドキ_

 
 CAUTION 食注意・弱毒

 有毒。胃腸系の中毒例がある。毒成分は不明。マツやスギなどの倒木や切り株上、腐朽木に単生、または少数が束生する。

 カサは饅頭型からほとんど平らに開き、黄色地に暗赤褐色から赤褐色の細片鱗を密布する。カサの表皮は剥がれやすく、手などで摩擦すると、下の黄色い地肌が現れる。肉は比較的薄い。
 ヒダは黄色で直生から湾生し密。
 柄は中実で、カサ同様に黄色地に赤褐色の細片鱗があるが、上方は淡い。
 肉は黄色で無味無臭。


〔似たキノコ〕
 → 同属のキサマツモドキは、サマツモドキよりもやや高山に発生すると言われている。

サマツモドキ_20020825_支笏湖
サマツモドキ_20150815_桜山 サマツモドキ_20201011_丸山
胞子は短楕円形、5.5〜7×4〜5.5μm