堆肥(牛糞)などの腐食質の多い地上や、積み藁、古畳などに群生する。
子実体は椀状から皿状に開き、更には一部反転するが群生している場合は互いに押しつぶされて歪む事が多い。
子実層面は直径 2-6 cm、平滑あるいは中央付近に放射状の皺があり、黄褐色から茶褐色。縁は浅く裂けて粗い鋸歯状になり、やや濃色になるものが多い。
外面はフケ状で殆んど同色、あるいは白い粉状。柄は殆んど無いか、短い柄が中央にある。
乾燥している環境では外面は白く厚い粉状になる事が多いようだ。
肉は薄く、水っぽい感じで脆い。
〔よく似たきのこ〕
他の糞生で子嚢胞子が平滑な種群。
→ Peziza alcis ≡Peziza alcidis はヘラジカの糞に発生する。胞子、15-16(-17) × 7-9 μm
→ Peziza fimeti は牛糞に発生する。
胞子は大きい、20-22.5 × 10-12 μm
→ オオチャワンタケ Peziza vesiculosa
胞子は大きい、17-22 × 10-13 μm
→ マキバノチャワンタケ はピロネマキン科
胞子、18-22.5(26) x 8.5-12(13.8) μm
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