落葉樹、照葉樹と針葉樹の混交林内に発生し、高温多湿の6~8月にかけて最盛期である。
セミ科に寄生する 虫草で、エゾハルゼミ、コエゾゼミ、アブラゼミ、ヒグラシの幼虫の頭部、または背面から発生する。
本種のオオセミタケはタンポ型、子実体stromaは円形または楕円形の頭部と円柱状の柄からなり、根元は細くくびれ、やや硬い肉質の3つの部分からな
る。
地上部は高さ10~12cm、平滑、淡黄褐色、埋生部分は朱褐色となる。
結実部(頭部)は、淡褐色、子嚢殻(埋生型)の先端が表面に粒点状に密布する。
〔似たキノコ〕
→ 桜山では、同じセミタケの仲間で、エニワセミタケも多く発生する。
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