ニセクサハツ

Russula pectinatoides [non Peck] sensu Hongo
ベニタケ目 ベニタケ科 ベニタケ属


ニセクサハツ_20130903_

 
unclear 食毒不明

 食毒 不明。 夏~秋 クヌギ・カンバ類樹下の地上に発生。

 傘は径4~6cm、少し窪んだ饅頭形~浅皿状、表面弱粘性で汚灰褐色~汚黄褐色、中央暗色、周辺に粒状線がある。
 柄は 4~5cm、上下同径か中位肥大形で中空、表面白色でしわ状条線が密に覆い、とくに根元の部分が赤褐色に染まる。
 ひだは直生し密で小ひだ稀、幅0.5~0.7cm、類白色~クリーム色で赤褐色のシミができる
 肉は白色で硬く脆い、辛味はなく、不快な異臭あり。 
 胞子紋 乳白色。


〔似たキノコ〕
 → クサハツ はやや大型で色が濃く、全体に不快臭があり、肉の味は辛い、胞子は翼状の隆起が無い。
 → クサハツモドキはビターアーモンド様と言われる独特の臭気がある。
 → キチャハツ は成熟すると柄の基部が下方から灰色を帯びる。

ニセクサハツ、20190803 桜山 、胞子は広楕円形、6-8.5 × 4.8-6.5 μm、刺状の突起と微細な連絡糸がある。