ニガイグチ

Tylopilus felleus (Bull.: Fr.) Karst.
イグチ目 イグチ科 ニガイグチ属

 
 Poison 有毒 .

 不食。夏から秋にかけて亜高山帯のシラビソ、コメツガ、トウヒなどの針葉樹林に発生する。
 味はきわめて苦く、発生数はあまり多くないといわれているが地域によってはかなり頻繁に採集される。

 傘は7〜14p、はじめ半球形で後には饅頭形に開く。 表面の色は淡褐色から黄褐色でほとんどなめらか、粘性はない。
 管孔は柄に湾生もしくは上生気味、 はじめ白色で、後には淡紅紫色になり、傷ついた部分はやや褐色に変化する。
 柄は傘とほぼ同色で、中程から上部にかけて網目模様がある。

〔似たキノコ〕
 → ウスキニガイグチ(T. alkalixanthus)
 → ニガイグチモドキ(T. neofelleus)
 → ウツロイイグチ(Xanthoconium affine)