ナガミノクロサラタケ

Holwaya mucida (Schulzer) Korf & Abawi subsp. nipponica Korf & Abawi
ビョウタケ目_ゴムタケ科_ナガミノクロサラタケ属


ナガミノクロサラタケ_20171015_丸山

 
Inedible 食不適

 広葉樹の腐朽倒木などに発生します。
 最初鋲型のものが数個かたまって発生していることがよくあり、群生していると目に付きますが、腐朽倒木が古くなると発生も少なくなりあまり目立たないきのこです。

 子実体は有柄、椀形で径 0.7〜1.5 cm、帯緑黒色で中央がくぼむ。
 柄の長さは子嚢盤の径とほぼ同じで、中心生。

 アナモルフ(無性世代)をもち、マッチ棒状のシンネマ(分生子柄束)を共に生ずる。

 ナガミノという意味は、子嚢の中に槍状の細長い胞子が8個入っていて、その胞子の形状から来ています。


〔似たキノコ〕
 → クロチャワンタケ も小型菌で柄はほとんど無く、基部には顕著な黒色菌糸がある。

マッチ棒状のシンネマ(分生子柄束)
ナガミノクロサラタケ_20161016 maruyama ナガミノクロサラタケ_20161016 maruyama