夏から秋にかけて各種の林内地上に発生する。 近縁のきのこにナガエノスギタケがあり、これまでこの2種は混同されてきた。 しかし、近年はこの2種は別種であるとする考え方が一般的になった。
また、ナガエノスギタケはモグラやネズミのトイレ跡から発生することが知られているが、ナガエノスギタケダマシは、モグラの巣のほかに他の動物の排泄跡や死体の近くでも発生する。
アンモニア性窒素を好むきのこ(アンモニア菌)として知られ、広葉樹の根と菌根も形成する
傘は径2〜7cm、初め釣鐘形で後には開いて平らになる、表面は淡黄褐色から黄土色で茶褐色のささくれがあり、湿っているときはぬめる。
ひだは初め淡褐色で後に褐色に変わり並び方は密で柄に直生からやや上生する。
柄は地上部の長さ5〜10cm、地下部6〜25cm、傘より淡色かほとんど同色でつばがあり、 それより下は茶褐色のささくれをもつ。柄の根もとは紡鐘形にふくらむ。 |