ムツノウラベニタケ

Clitopilus popinalis (Fr.) P. Kumm.(ヒカゲウラベニタケ属)
Clitocella popinalis (Fr.) Kluting, T.J. Baroni & Bergemann
ハラタケ目_イッポンシメジ科_ムツノウラベニタケ属

ムツノウラベニタケ 2007.10.05. 桜山

 
awful taste 食不適

 夏~秋 林内地上に単生、群生。
 傘は径2.5~6.5cm、初めまんじゅう形のち開いて平らとなり、ついにはじょうご形となる。
 表面は平滑、縁部は永く内巻き、最初白~淡クリーム色のちしだいに灰~黒色をおびる。
 肉は軟らかく、老成すればやや黒変し、味は苦い。
 ひだは垂生し、幅広く密、初め汚白~淡クリーム色、のち淡い肉色となる、傷つけるとしばらくして黒くなる。
 柄は1.5~4cm×3~8mm、中実、表面はとくに下半部において綿毛状~ビロード状の菌糸におおわれる。

 胞子紋は肉桂色。
 胞子は5~7×4~5.5μm、類球形で多少角ばる。


〔似たキノコ〕
 → 同属のヒカゲウラベニタケのヒダは、初め白色で後には淡紅色

 ムツノウラベニタケ_20211002 桜山    ムツノウラベニタケ_20211002 桜山
 ムツノウラベニタケ_20181010 白旗山    ムツノウラベニタケ_20211002 桜山
ムツノウラベニタケ 20130824 桜山