ムササビタケ

Psathyrella piluliformis (Bull.) P.D. Orton
ハラタケ目_ナヨタケ科_ナヨタケ属


ムササビタケ

 
awful taste 食不適

 夏~初冬 朽ちた紅葉樹上や切り株上あるいはその周辺に群生する。

 傘径3~5cm、半球形〜饅頭形、表面黄褐色〜暗褐色で、しばしば放射状のしわと周辺に条線あり、乾燥すると傘の中央部から白っぽくなる。
 ひだは直生し密、淡灰褐色〜暗褐色。
 柄 2〜5×0.2〜0.4cm、下方へわずかに太まり中空、表面類白色で平滑でもろい。
 肉 傘部は表面色で柄は白色で脆い。
 胞子紋 帯紫褐色。

〔似たキノコ〕
 → アシナガイタチタケとしばしば混同されるが、ひだの実質部の菌糸が淡黄褐色を呈する点で異なる、胞子サイズは7.3-9.5 x 4.6-5.2μm。
 → コナヨタケとの区別は難しいが、コナヨタケはやや足長、傘表面の条線はあるが皺はあまりない、胞子サイズは一回り大きい 7.5-9.5 x 4.5-5.0 μm。

20160914 sirahataama 20160914 sirahataama
胞子紋 帯紫褐色 20180623 桜山、胞子 4.9-5.4 x 3.1-3.3μm