クロホコリタケ

(別名; ニオイオオホコリタケ)
Lycoperdon nigrescens Wahlenb.:Pers.
ハラタケ目_ハラタケ科_ホコリタケ属

 
 Unclear 食毒不明

 夏〜秋 林内の腐葉上や草地に群生、散生する。
 子実体の径は2〜5cm、頭部は擬宝珠形で無性基部があり、幼時、外皮と言われる長さ1〜3mmの集合刺に覆われるが、のち脱落し、あばた状の痕跡が見られる。
 幼菌と成菌では別種の感がある。

 ホコリタケ(puffbal) の形態的な特徴は、3種類のトゲが有ること。
 1つは表皮上面の大きな円錐状のトゲで一番目立つ。
 2つ目は大きなトゲの周りに生えている小さな円錐状のトゲ。
 3つ目は外皮の下方に有るつぶれたような疣(いぼ)。
 成長するにつれ徐々に黒味が濃くなる。


〔似たキノコ〕
 → ツブホコリタケ L.umbrinum も暗褐色〜黄褐色、棘は1mm 未満。
 → クロゲチャブクロ L. purpurascens はほとんど無柄の扁球形で腐材に発生する。