可食。癖はないが、量感に乏しくダシも出ない。歯ざわりと季節感が楽しめる程度のキノコである。別名コンキダケと呼ばれ、小型菌なので収穫に根気がいる。
キヌメリガサのカサは径3〜6cm、鮮やかなレモン色。表面は粘性があるが、比較的乾きやすい。饅頭型からわずかに中丘を持った平らに開く。乾燥時には放射状の絹糸様光沢がある。
ヒダは淡黄色。垂生し疎。
柄は白色。ときにやや黄色味を帯びる。内部は中実からやや中空。表面は粘液質の薄い表皮に覆われる。幼菌の柄には白色粘膜質のツバがあるが、成長すると痕跡は見分け辛い。
肉は白色で無味無臭。
みそ汁やおろし和えなどに合うが、多少癖があるので好き嫌いがある。
〔似たキノコ〕
→ ヤマブキハツの変種のナタネハツも鮮やかな黄色。
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