秋、針葉樹林に単生、コケに覆われた湿った土壌や酸性土壌を好みます。「北陸のきのこ図鑑」に掲載有。稀な種です。
傘径2〜5p、釣鐘状から中高扁平で時に中央乳頭状。成熟につれ表皮は放射状に細烈し地肌を表し、淡灰青紫色となり、乾くと光沢を出す。
ヒダは離生、密、最初乳白色からイッポンシメジ属の特徴である淡紅褐色に変わる。
柄は5〜8p、太さ 0.8〜1.5p、円柱状、中実、表面は頂部白色以外は傘と同色、基部は淡黄色を帯びる。
胞子紋は茶色がかったピンク色。
胞子は5〜8角形、7-9 x 6-8 μm。
〔似たキノコ〕
→ ウスムラサキイッポンシメジ Entoloma madidum var. bloxamii (Berk. & Broome) Largent も同様の外観をしており区別は難しい、胞子はやや大きく 6-11 x 6-10 μm。
→ ススタケ Entoloma serrulatum (Pers.) Hesler のヒダ縁は鋸歯状で暗藍色。
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