カラカサタケ

(別名;オニカラカサタケ、ニギリタケ)
Macrolepiota procera (Scop. : Fr.) Sing.
ハラタケ目カ ハラタケ科  ラカサタケ属


カラカサタケ_20050903

 
CAUTION 注意

 可食。 夏から秋、各種林内地上や竹林、芝上などに単生、散生する。背が高く、カサの重みに耐え切れずに倒れているものもよく見かける。傘の肉は柔らかく、柄はかたく筋っぽい。風味に癖がない。生食は禁物。

 カサは径8〜20cm、卵型からやや中高の扁平に開く。幼時、褐色から灰褐色。成長すると表皮が破れ、大きな片鱗となって同心円状に表面に散らばる。
 地肌は、微細な片鱗に覆われ淡褐色から淡灰褐色に見える。
 カサの肉質は海綿状で、カサを握ってつぼめたあと手を離すと、勢いよくもとに戻ることからニギリタケの別名がある。
 ヒダは白色、幅広く密。離生する。
 柄は長さ15〜30cm、細長く、中空棒状。上部に上面白色、下面灰褐色で可動性のツバがある。柄の表面はカサと同色の細片鱗に覆われ、ややだんだら模様状になる。基部は急に著しく膨らみ球根状。
 肉は白色、変色性は無い。


〔似たキノコ〕
 → カラカサタケモドキ は傷つけると白い肉が赤く変わる。
 → またひだが暗緑色になるオオシロカラカサタケChlorophyllum molybditis (Fr.) Quel.は,かなり強い毒性がある。

20160921 sirahatayama_  
 
20160921 sirahatayama_   カラカサタケ_20150919_桜山  カラカサタケ_20050903