夏~秋、北海道では白樺・ウダイカンバ・ダケカンバの3種類の立ち枯れ木や倒木上に発生する。国内では全国的に分布するが、発生は比較的稀である。
きのこは子実体と菌核からなる。
菌核は10~30cm の巨塊となってカンバ類の立ち木樹幹の樹皮を破って発達する、表面は極めて堅く炭黒色で少し光沢があり、内部は黄褐色~茶褐色、かたいコルク質で充実して重い。
子実体は菌核体の巨大さに反してきわめて地味で、寄主の樹皮下に薄く平たく広がってでき、傘を全くつくらず全背着生、表面は黄褐色~褐色、全面に管孔を密布する。
管孔は長さ2~8mm、孔口はほぼ円形で小さく、3~5 個/mm。
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