フチドリツエタケ

Mucidula brunneomarginata (Lj. N. Vassiljeva) R. H. Petersen
ハラタケ目 タマバリタケ科 ヌメリツバタケ属


フチドリツエタケ 20121014 小樽内

 
Edible mushroom 可食

 秋にカエデ類やカンバ類の枯れ木上に発生する。フチドリツエタケの名前の由来は、ひだの縁部のふちどりにある。食用になり、独特の香りがある。

 傘は初めまんじゅう形でのちには平らに開く。表面には放射状のしわとぬめりがあり、色は初め紫がかった褐色で後には淡褐色になる。

 ひだは白色で縁部は紫褐色のふちどりがある。このふちどりはきのこが若いうちは顕著である。
 ひだの並び方はあらく、柄に上生から直生する。
 柄は地色は白色で表面に黒褐色のだんだら模様がある。

ひだの縁部は紫褐色のふちどりがある
幼菌 柄は紫褐色の細鱗片で覆われる
フチドリツエタケ_20201031_桜山、胞子は広楕円形、14.0〜18.0 ×9.5〜13.0 μm