ヒメチチタケ

Lactarius subdulcis (Bull.) Gray
ベニタケ目_ベニタケ科_カラハツタケ属

 
 Unclear 食毒不明

 種々の広葉樹の林内に発生する。
 傘は3〜7cm、淡黄褐色〜くすんだ褐色、まんじゅう型で中央部がやや窪むか、あるいは中高になる。
 柄は3〜7p、傘と同色、ヒダはやや垂生、灰白色のちに淡褐色。
 肉は白色で薄く、辛味がない。
 白色の乳液を分泌し変色せず、苦みがない。


〔似たキノコ〕
 → チチタケの乳液は乾くと褐色のしみになる。
 → アカアシボソチチタケ(池田仮称)の柄の基部は傘表面と同色(帯褐橙黄色)の細毛をまとう。
 → ホソエノアカチチタケ(橋屋仮称)の柄の基部は多数の白くて長い糸状の菌糸がアゴ髭様の束となる。
 → ニセヒメチチタケの肉はさび褐色でもろく、不快な苦みのある後味がする。
 → アシボソチチタケの傘径は3cmほど、周辺部は淡褐色で中央部はややへこむが小さな突起を持ち、より濃色、縁部は粗毛に縁取られる。

   
   
   
   
 
ヒメチチタケ、20211019、桜山, 胞子 7.5〜9.5 x 6.5〜8 μm.