秋にブナの枯れ木上に重なり合って発生する、白色腐朽菌。枯れ木全体が真白に見えるような時もある。広く食用にされているが、きのこには強い甘い香りがあり、そのまま調理すると香りが鼻につくこともある。
きのこは白色で形はほぼ半円形、縁の部分は波打つこともある。下面には長さ5mm前後の無数の針が垂れ下がり水気に富んだ肉質で柔軟、乾けば著しく収
縮するだけで固くならない。
シスチジアはなく、胞子はソーセージ形、無色、平滑,大きさ5〜6×1.5〜2μm、油球がある。
きのこは丈夫で、採ってから時間がたつと部分的に橙黄色に変色する。
〔似たキノコ〕
→ よく似たフサハリタケは表面にも針状の突起がある。
→ エゾハリタケ
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