バライロウラベニイロガワリ

Boletus rhodocarpus </I>Uehara et Har. Takahashi
イグチ目 イグチ科 ヤマドリタケ属


バライロウラベニイロガワリ_20120901_小樽内

 
 POISON 猛毒注意 

 夏から秋にかけて針葉樹林内の地上に発生する。毒性は、一欠片飲んだだけで嘔吐を繰り返す胃炎を起こす程強烈らしい。

 傘は径5~10cm、初め半球形で後にはほぼ平らに開く。幼時縁は内側に巻く、はじめフェルト状で乾性、のちにやや平滑となり褐色の鱗片状菌糸を付着し、湿時弱い粘性がある。表面の色は幼時類白色のちに赤紫色から暗赤色で、変色性は無い。
 管孔は柄にやや上生し、淡黄色、孔口は小さく暗赤色。
 柄は7~12cm、円柱形または下方に向かってやや膨らみ、中心性、中実。地色は頂部黄色から橙色、下部淡黄色からベージュ、 表面は頂部では赤色のやや隆起した網目に覆われ下方に向け不鮮明で粗大となり、下部は赤色の細粒点を密布し、基部は類白色から淡黄色の菌糸体に覆われる。
 傘、管孔、孔口および柄は傷つけるとすみやかに青変する。
 胞子紋はオリーブ褐色


〔似たキノコ〕
 → オオウラベニイロガワリは柄の赤い粒点が縦に並び、時に網目様になる。
 → アメリカウラベニイロガワリ は柄の粒点は一様に付いており網目にならない。
 → ウラベニイロガワリは柄にはっきりとした網目模様がある。