アシナガイグチ

Boletellus elatus Nagasawa
イグチ目  イグチ科 キクバナイグチ属


アシナガイグチ

 
unclear 食毒不明

 夏〜初秋にシイ・カシ林などに発生する、細長い柄をもった中形のきのこである。

傘は径3〜8cm、初め半球形〜まんじゅう形、のち開いて平たい丸山形、表面はややフェルト状、湿ったときやや粘性あり、赤褐〜くり褐色または帯紫褐色、肉は淡黄色、切断するとわずかに赤変することもある。
 管孔は柄の周囲で陥没し上生〜ほぼ離生、初め明黄色、のち緑黄〜オリーブ緑色。孔口は管孔と同色、中〜大形、変色性はない。

 柄は長さ10〜20cm、幅6〜12mm、下方に太くなり、しばしば基部付近で一方に屈曲している、表面は軟毛で被われ傘と同色かまたはより暗色、ときに頂部で不明瞭な網目状の模様をあらわす。


〔似たキノコ〕
 → クリカワヤシャイグチは柄が長く伸び本種に似るものがある。

_20160820 sakurayama
_20160916 sakurayama、表面合焦 中心合焦