アシグロタケ

Polyporus badius (Pers.) Schwein. (タマチョレイタケ属)
Picipes badius (Pers.) Zmitr. & Kovalenko
タマチョレイタケ目 タマチョレイタケ科 アシグロタケ属

アシグロタケ_石山 

 
awful taste 食不適

 夏から秋にかけて各種の広葉樹の枯れ木上に発生する。広葉樹の白色腐朽菌。有柄、材上生。きのこはぺらぺらの一見ひ弱そうな外見だが、生の時は強じんな革質で容易には壊れない。食用になるとは思えないが、煮込めばだしぐらいはとれるという人もいる。

 傘は4~15㎝、円形からじん臓形で薄い。表面は濃栗色~淡栗色で無毛、傘のへりの部分は波うつように曲がるばあいもある。幼菌は類白色~ベージュ色~栗色で灰色にはならない。
 管孔は白色で微細、肉は白く強靭な皮質、乾くと折 れやすくなる。孔口は丸く、1㎜間に5~7個。
 柄の色は黒く、これが名前の由来。 傘の一方にかたよってつく事が多い。

〔似たキノコ〕
 → キノハダアシグロタケ(P. tubaeformis) の幼菌は灰色~灰褐色、成長に伴い茶褐色~黄褐色。
 → キアシグロタケ

アシグロタケ_支笏湖  
 
アシグロタケ 20130629 桜山   アシグロタケ 20130629 桜山
 
 アシグロタケ_20091004_旭川     
 
アシグロタケ幼菌_20160622_白旗山    アシグロタケ幼菌_20160622_白旗山