アブラシメジ

(別名;ヌルリンボウ、ヌランボウ)
Cortinarius elatior Fr.
ハラタケ目 フウセンタケ科 フウセンタケ属

 アブラシメジ_石山_2012.10.18

 
Edible mushroom 可食

 可食。9月中旬~10月下旬、コナラ、ミズナラなどにマツ、スギが点在する地上に発生します。樹の大きい林のほうがよく見つかります。

 傘は径5~10(15)cm、初め半球形で後に中央部がもりあがった平らになる。
 色は茶褐色から紫褐色で表面には多くのしわが放射状につき、いちじるしいぬめりがある。乾けば粘土褐色~黄土色となり、周辺部に放射状の溝線がある。
 ひだは灰褐色から茶褐色で柄に上生から離生し、並び方は密。

 柄は5~15cm×10~20mm、白から淡紫色、下方に細まり表面には縦線、強い粘性がある。

 傘も柄も著しいぬめりがあり、きわめて舌ざわりがよい。風味にも癖はなく、汁物、鍋物、 煮物などによいだしが出る。


〔似たキノコ〕
 → 地方名として、ヌルリンボウ、アメンボ、ズラクラなどがあり、近縁のヌメリササタケと区別しない地方も多い。
 → ツバアブラシメジ は傘にシワがありません。