夏から秋に様々な種類の林内やその周辺に発生する。
傘は直径3〜7p、初め饅頭形、その後広饅頭形〜ほぼ扁平、乾き、細かい繊維状の鱗片があり、黄褐色〜銹褐色、中央が暗色でときに縁に被膜の残片が垂れ下がる。
ひだは離生、やや密、短ひだがあり、白色、古くなるとわずかに褐色を帯びる。
柄は長さ4〜9p、ほぼ上下同径、わずかに基部が膨れ、先付近は無毛、下部は小繊維状〜毛むくじゃら、帯白色〜帯褐色、鞘状の白色のつば又は環帯があり、しばしば消失する。
基部の菌糸体は白色。肉は白色、切断しても変化なく、無味、無臭。
胞子は紡錘形、15-23 x 4.2-5.5μm
〔似たキノコ〕
→ コナカラカサタケ は小型菌
→ コツブノワタカラカサタケ(L. clypeolaria) は胞子が小さい 11-16 x 4.2-5.5 μm。
※ 日本産菌類集覧で学名を見てみると、コゲチャワタカラカサタケはワタカラカサタケの別名になっており、学名(Lepiota magnispora
Murril)=ワタカラカサタケ=コゲチャワタカラカサタケで、同種の扱い。
L. ventriosospora Reid は同タイプ異名種(シノニム)。
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