ウロコキイロイグチ

Pulveroboletus brunneoscabrosus Har. Takah.
イグチ目 イグチ科 キイロイグチ属


ウロコキイロイグチ_上富良野_

 
POISON 有毒

 レモン黄色の傘と柄は黄色の粉質物を帯びた橙褐色~褐色の圧着した鱗片に被われ、まれに消失性で繊維状のツバを持ち、肉は著しくゼラチン化し、柄に強い粘性があり、変色性を欠く。

 傘は径 20-50 mm、 表面は全体に黄色の粉質物を帯びた橙褐色~褐色の被膜に被われ、まもなく亀甲状にひび割れ、圧着した鱗片状をなし、湿時やや粘性。
 肉は淡黄色, 空気に触れても変色せず、 特別な味や臭いはない。
 柄は ほぼ上下同大または下方に向かってやや太くなり、 中心生、 中実、 表面は湿時強い粘性があり、 頂部はレモン黄色、下部は傘と同様の鱗片に被われ、 網目を欠き、 まれに微かな繊維状のツバを形成する。
 管孔は最初黄色、成熟すると帯褐黄色になり、 変色性を欠く、 孔口は小型 (2-3 個/mm)。

〔似たキノコ〕
 → キイロイグチ の管孔は青変性が強い。

ウロコキイロイグチ_20150830_上富良野