チョウジチチタケ

Lactarius quietus Fr.
ベニタケ目_ベニタケ科_カラハツタケ属


チョウジチチタケ_20150905

 
POISON 有毒

 夏から秋にかけてナラ類など林内の地上に発生する。
 傘径3~7cm、初め半球形で後には開いて中央が窪んだ饅頭形、老成すると浅い漏斗形。
 表面の色は赤褐色で、不明瞭な濃淡の環紋をつけ、中央部に近いほど濃色。
 ひだは柄に直生~垂生し、並び方は密、傷つけると徐々に褐色になる。
 柄は傘と同色からより暗色で、縦じわがある。
 乳液は白色少量で変色性は無い。味は温和からわずかに苦い。
 乾燥すると生薬のチョウジに似た香りがすることから名づけられた。

〔似たキノコ〕
 → ヤミイロタケ は「ココナッツのにおい」と形容される独特の甘い香りがある。
 → ニオイワチチタケ は乾燥させるとカレーの匂いが強烈である。