タマゴタケ
Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva
ハラタケ目_テングタケ科_テングタケ属


タマゴタケ_ 滝野森口 2015.08.26

 
can be eaten 可食

 夏から秋にかけて、様々な樹種の林に、単生または散生。
 幼菌は白色の外皮膜におおわれ卵形であるが、しだいに膜の上部が破れて鮮やかな赤〜橙赤色の傘が現われる。

 カサは径6〜18cm、赤から濃い橙色。丸山形から平らに開き、若いときに中丘をもつことが多い。 弱い粘性をもち、周辺にはっきりとした放射状の溝線がある。
 ヒダは、離生し黄色で密。
 柄は長さ10〜20cm、中空。上方に向かってやや細まり、黄色から橙黄色。 濃淡のだんだら模様を表し、上部に同色、膜質のツバをもつ。 下部には、袋状で白色の、やや厚い膜質の大型のツボを備える。
 肉は、淡黄色。 全体に脆く、壊れやすい。
 食菌として美味。

 *似たようなきのこ
 → セイヨウタマゴタケ(A. caesarea (Scop.) Pers.) は柄がより太く短くてだんだら模様をあらわさないものが多く、かさの周縁部の条溝はタマゴタケに比べて短い。
 → フチドリタマゴタケ(A. rubromarginata Har. Takah.) の傘はやや褐色を帯びた橙黄色を呈し、つばも帯褐赤色であり、さらにひだが帯褐赤色の縁どりを有する点で異なっている。

   
 
   
 
     
 
_20160904 kodomonokuni