シロアンズタケ

(別名;オオシロアンズタケ, シロウスタケ)
Gloeocantharellus pallidus (Yasuda) Giachini
ラッパタケ目_ラッパタケ科_オオムラサキアンズタケ属


シロアンズタケ

 
can be eaten 可食

 秋にマツ類やナラ類の混ざった林内に群生する。
 シロアンズタケという名前がついているが、アンズタケ科よりもホウキタケ科に近いといわれている。

 きのこは少し形がゆがんだラッパ状で時としていくつかに裂けることもある。色は白色からクリーム色できのこの外側には細かいしわが並ぶ。 ひとつの根元から2、3本に枝分かれしてきのこが発生することもある。

 子実体は不正じょうご形、またはへら形~扇状の傘の両側が反り返って不完全なじょうご状になるか、あるいはいくつかの裂片に裂ける。
 高さ10cm内外。全体が肉質、白~クリ ーム色、下面の子実層托は低いしわ状、初めは白いが、胞子が熟するにしたがってクリーム 色になる。
 柄は偏心生~側生、時に2~3回分技する。
 肉は白色~淡クリーム色を呈し,堅く締まった繊維状肉質で縦に裂けやすく,傷つけても変色せず,味もにおいも温和で,グアヤクチンキでゆっくりと淡緑色となるが,その他の試薬にはほとんど反応しない。

 胞子紋は黄~淡黄土色。

 → ラッパタケは傘縁やヒダ上部が 紫色がかる。

シロアンズタケ_20090914_桂沢湖
シロアンズタケ幼菌_20200815_定山渓 シロアンズタケ幼菌_20200815_定山渓
シロアンズタケ幼菌_20200815_定山渓