サケバタケ

Pseudomerulius curtisii (Berk.) Redhead & Ginns (キシワタケ属)
Meiorganum curtisii (Berk.) Singer, J. García & L.D. Gómez
イグチ目_ヒダハタケ科_メイオアガヌム属


サケバタケ_20150823_丸山

 
POISON 有毒

 夏~秋、マツやその他の針葉樹の倒木などに重なり合って発生する。

 傘は半円形~扇形で直径2~6cmほどかそれ以上、縁は内側に巻く。柄はない。
 表面は黄色で平滑か多少フェルト状。
 ヒダはカサより濃い黄色~橙黄色、やや密で放射状に配列し著しく縮れる。さらにほぼ規則的に数回分岐し側面に縦じわがあり基部は網目状となる。ヒダに触って放置しておくと褐変する。
 肉は淡黄色~黄褐色。新鮮なときは特有の不快臭があり、乾燥すると強い肉桂のようなにおいがする。


〔似たキノコ〕
 → イチョウタケのヒダは平らで、肉に特別な匂いは無い。胞子は 4~6×3~4μm、広卵形~短楕円形で、偽アミロイド(赤変)。 本種の胞子は 3~4×1.5~2μm、卵形~楕円形で、非アミロイド(呈色反応が陰性)。

 → 旧ヒダハタケ属にはヒダハタケニワタケヤブニワタケが知られるがいずれも有毒種。

前年のサケバタケ_20170429_moiwayama 前年のサケバタケ_20170429_moiwayama