札幌近郊ではごく普通にみられるキノコ。
大型 5〜15(20)p、表面は不明瞭な環紋があるだけで無個性な感じだが,裏側には放射方向に伸びた穴がびっしりと並んでいる。和名は,その様子をちりめんの布地にたとえたもの。
古くなると薄汚れたり緑藻が生えたりして見すぼらしくなるものの,若いうちは真っ白な上に端正でとても美しい。
〔似たキノコ〕
→ 他にチャミダレアミタケ、ダエダレア・クェルキナやキカイガラタケ、キチリメンタケなども迷路状の孔口を形成する。
→ チリメンタケはより暖かい地域に分布するということで、札幌近郊では見かけない。傘が肉薄で表面に毛がないこと、下面が乱れて迷路状になりがちなこと、基部が細くなってしばしば柄をもつことなどで本種と異なる。
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