ニオイドクツルタケ

Amanita oberwinklerana Zhu L. Yang & Yoshim. Doi
ハラタケ目_テングタケ科_テングタケ属


ニオイドクツルタケ_20140830桜山

 
CAUTION 猛毒注意

 夏~秋 常緑樹にコナラなど混じる林縁に単生する。カサの径は5cm、大きいものは11cmくらいになるようだ。ヒダは白色で密。

 全体が白色で柄にはつばおよび、はっきりしたささくれがあり、基部は袋状のツボを持つ。つぼは茎の肉部と接続し、その区分は明瞭でない。(ドクツルタケのツボは袋状で、上部では柄と遊離している)
 肉には薬品臭がある。
 胞子は楕円形~広楕円形。

〔似たキノコ〕
 → ドクツルタケはカサがKOHで黄変するが、本種は反応しない。胞子は類球形。
 → シロタマゴテングタケもKOHに反応しないが、柄にささくれがないことで区別出来る。

_20190824 sakurayama_
ニオイドクツルタケ_20190818 丸山 _20140802sakurayama_
乾燥した胞子は内部が見えないが、水に浸してしばらくおくと
上の写真のように内部の油球が見えてくる
胞子; 9.1-11.5 x 7.0-8.3 μ