ミヤママスタケ
   
 Laetiporus montanus ?erny ex Tom?ovsky & Jankovsky
タマチョレイタケ目_ツガサルノコシカケ科_アイカワタケ属

 ミヤママスタケ_20200902 上富良野

 
 Caution 食注意・弱毒 .

 夏から秋にかけて、冷温帯から亜寒帯地域のアカエゾマツやエゾマツなどの針葉樹材の生立ち木や倒木、切株、枯死木に発生、褐色腐朽菌、心材腐朽。

 子実体は1年生、無柄あるいは側生の短い柄を持つ。通常複数の傘が重なり合って発生する。大きな株となる場合もあるが、数枚の傘で発生する場合や単生する場合もある。

 傘は扇型から貝殻型、径10~30cm、傘の表面は新鮮時は鮮やかなオレンジ色から赤みを帯びたオレンジ色、のちに色あせて淡褐色になる。放射状に波打つ。不明瞭な環紋がある。
 子実層托は菅孔状、鮮やかな黄色、孔口は円形のちにやや角型、2-4個/mm。菅孔は新鮮時はレモン色、古くなると淡黄褐色、長さ1.5mm程度。
 傘肉は類白色から淡黄白色、厚さ2cm程度、新鮮時は多湿柔軟でもろい肉質、古くなり乾燥するともろく砕けやすくなる。
 フルーティーな香りをもつ。 

〔似たキノコ〕
 → アイカワタケマスタケは広葉樹に発生する

ミヤママスタケ_20200902 上富良野、トドマツ材上に発生