キチャワンタケ

Caloscypha fulgens (Pers.) Boud.
チャワンタケ目 キチャワンタケ科 キチャワンタケ属


キチャワンタケ 20110508_桜山

 
 Inedible 食不適

 早春、針葉樹林内地上に散生する。
 桜山では 2011年に大発生したが、その前後はまったく発生がありません。

 子嚢盤は半球形から浅い椀状に開き、縁は裂け目が入ることも多い。直径 2 cm程度までのものが多く肉質は脆い。
 子実層面は黄色ないしオレンジ色で平滑だが時に皺状になる。普通数個体が群生して美しい。
 外面は、幼菌時は黄色〜白っぽく、傷ついた部分や、触った所はゆっくりと青緑色になる。 ほとんど無柄か、短い柄がある。

〔似たキノコ〕
 → アケルヴス エピスパルティウス は本種に似た外見だが、変色性はない。子嚢胞子は楕円形、1 ないし 2油球を含むが、1油球の場合は片側による。
  → 本種の胞子は球形であるが、キンチャワンタケAleuria rhenana Fuckel の子のう胞子は楕円形、無色、表面に網目模様がある。

キチャワンタケ 20110508_桜山
キチャワンタケ 20110508_桜山
 
 キチャワンタケ 20110508_桜山    キチャワンタケ_20150517_丸山
_20180520 丸山
 
キチャワンタケ_20150517_丸山   キチャワンタケ_20150517_丸山