キツネタケモドキ

Laccaria laccata var. pallidifolia (Peck) Peck
( = Laccaria ohiensis (Mont.) Singer )
ハラタケ目_ヒドナンギウム科_キツネタケ属


 
unclear 食毒不明

 夏~秋、林内(アンモニア菌なので、動物のトイレや死体の周辺に出る)。

 傘径1~2(4)cm、まんじゅう形から平らに開き、中央部はややくぼむ、表面は帯褐黄色~肉桂色、平滑または中央部のみ多少細鱗片を帯び、湿っているとき条線を表す。
 ひだは肉色で疎。
 柄は傘と同色、多少繊維状。

〔似たキノコ〕
 よく似たきのこにキツネタケ、オオキツネタケ、ヒメキツネタケ、ヒメキツネタケモドキ、ウラムラサキがある。

 → キツネタケは傘全体に細鱗片を付け、ヒダが淡紅色、また、キツネタケが担子器に4胞子をつけるのに対してこのキノコは2胞子をつけるのが特徴である。(食)
 → オオキツネタケは本種より大型で傘全体に細鱗片を付け、ヒダは帯紫肉色、柄の基部に紫色の菌糸がある。(食)
 → ヒメキツネタケは傘に条線がなく、柄の基部がやや膨らみ繊維紋がない。(食毒不明)
 → ヒメキツネタケモドキは傘が肉~淡紅褐色で柄に繊維紋がない。(食毒不明)