キアシフジイロイッポンシメジ

Entoloma nitidum Quel.
ハラタケ目_イッポンシメジ科_イッポンシメジ属

 
unclear 食毒不明

 秋、針葉樹林に単生、コケに覆われた湿った土壌や酸性土壌を好みます。「北陸のきのこ図鑑」に掲載有。稀な種です。

 傘径2〜5p、釣鐘状から中高扁平で時に中央乳頭状。成熟につれ表皮は放射状に細烈し地肌を表し、淡灰青紫色となり、乾くと光沢を出す。
 ヒダは離生、密、最初乳白色からイッポンシメジ属の特徴である淡紅褐色に変わる。
 柄は5〜8p、太さ 0.8〜1.5p、円柱状、中実、表面は頂部白色以外は傘と同色、基部は淡黄色を帯びる

 胞子紋は茶色がかったピンク色。
 胞子は5〜8角形、7-9 x 6-8 μm。


〔似たキノコ〕
 → ウスムラサキイッポンシメジ Entoloma madidum var. bloxamii (Berk. & Broome) Largent も同様の外観をしており区別は難しい、胞子はやや大きく 6-11 x 6-10 μm。
 → ススタケ Entoloma serrulatum (Pers.) Hesler のヒダ縁は鋸歯状で暗藍色。

キアシフジイロイッポンシメジ_ 20160924 桜山、 胞子 6.8 〜 8.7 μm