カラマツシメジ

Tricholoma psammopus (Kalchbr.) Quel.
ハラタケ目 キシメジ科 キシメジ属


カラマツシメジ 20120619 桜山

 
Inedible 食不適

 秋にカラマツ林の地上に発生する。北海道では夏の終わり頃から発生する。カラマツシメジの名前のとおり、日本ではカラマツ林だけで見られるきのこである。 きのこには苦味があり、食用には適さない。

 傘は3~5㎝、初め鐘形で後に中央部がやや突き出た平に開く。
 表面の色は淡褐色で平滑又は細かい鱗片に覆われる。
 ひだはクリーム色から淡褐色、きのこが古くなると褐色のしみができる。並び方はややあらく、柄に湾生する。
 柄は傘とほぼ同色、上部は白色で、表面には細かい鱗片がある。


〔似たキノコ〕
 → クダアカゲシメジ の傘は4~8㎝、傘表面の色は赤褐色で繊維状~綿くず状の鱗片で密に覆われ、柄は中空。
 → アカゲシメジ の傘は4~9㎝で比較的大きい、表面は粘性無く帯赤灰褐色、繊維状~細鱗片状。

カラマツシメジ_20090620_故郷の森
カラマツシメジ_20071024_鳥柵舞第一林道 カラマツシメジ_20171001 丸山
カラマツシメジ_20071024_鳥柵舞第一林道