カブニセフウセンタケ

Cortinarius scandens Fr.
ハラタケ目_フウセンタケ科_フウセンタケ属


 
unclear 食毒不明

 サザナミニセフウセンタケと同じような分布域、同じ発生場所であり、よく似ている。発生時期が秋に限られる。

 傘は直径2~3.5㎝、円錐形~中丘扁平、中央に突起(umbo)があり、平滑、湿ると光沢があり、周縁に条線が現れ、黄褐色、乾くと条線が消え黄土色。
 柄は長さ3.5~7(6~10)㎝、幅4~8(2~5)㎜、上下同径、中空、多少、波形に湾曲するものもあり、黄白色、下部は黄褐色の繊維がつきやや暗色になる。
 ひだはやや疎につき、直生~上生、幅3~5㎜、黄土色~褐色。
 肉は帯褐色、無味無臭(北アメリカ:帯黄色、ヨウ素に似た微臭、温和味)。

 胞子紋は銹褐色。胞子は長さ7~9.5µm、幅4.5~5µmの楕円形~紡錘形(広卵形)、表面に微細な疣がある。シスチジアは無い。

カブニセフウセンタケ_20151024_桜山