フサハリタケ

Creolophus cirrhatus (Pers.) P. Karst.
→ Hericium cirrhatum (Pers.) Nikol.
ベニタケ目 サンゴハリタケ科 フサハリタケ属


フサハリタケ 20111022 桜山

 
can be eaten 可食

 傘は半円形〜貝殻形で、大きさ6〜10×4〜8cm。通常数個の子実体が基部で癒着して重なり合う。
 傘の表面は長さ1〜3mm、ときに5mm ほどの粗い毛よりなる突起で被われ、白色〜クリーム色、のちに淡橙褐色を帯びる。

 子実層面は針状、針は長さ5〜15mm で傘表面と同色。
 肉は白色で、厚さ1.5〜3cm、質は軟らかくて弾力性に富む。傘の肉及び子実層托実層は一菌糸型で、非アミロイド。

 エステル臭(果物)がある。広葉樹の立ち木や枯れ木に生え、材の白腐れを起こす白色腐朽菌である。まれである。


〔似たキノコ〕
 → よく似たブナハリタケの表面は平滑である。
サンゴハリタケの針はサンゴ状に枝分かれする。