ホウロクタケ

(別名; ミダレホウロクタケ)
Daedalea dickinsii Yasuda
タマチョレイタケ目 ツガサルノコシカケ科 ホウロクタケ属


ホウロクタケ 20121022 厚平内
ホウロクタケの名前は、この形が焙烙(ほうろく)に似ていることに由来する。

 
awful taste 食不適

 通年、広葉樹の倒木上に発生。中型〜大型。子実体は一年生〜多年生、座生、単生または重生する。

 傘は半円形でやや蹄形、幅5〜20cm。
 傘表面は灰褐色〜暗褐色、無毛で小さい瘤状の隆起をもつ、環紋と環溝は不鮮明。
 肉は灰白色、堅いコルク質、厚さ0.5〜1cm。
 子実層托は管孔状、灰白色、孔口は円形で1mm間に1〜2個、口壁は厚い、しばしば迷路状となる。
 褐色腐朽菌。


〔似たキノコ〕
 → マルミノホウロクタケは胞子の形が異なる
 → フルイタケの裏面には六角形の孔が規則正しく整然と並んでいる。
 → ダエダレア クエルキナ は傘縁部近くの孔口は円形だが、傘の基質接着部から迷路状の厚みのある仕切りが放射状に形成される。


20160828 tomakomai
20160828 tomakomai
 
老菌
 
孔口は円形で1mm間に1〜2個
 
 
hourokutake_20171003 appenai